
野菜といえば、食物繊維やビタミンが豊富、低カロリーで、ダイエットには必須といっていいほどのもの。
そのなかでも、特に肥満予防が注目されている野菜を5つまとめました。
①アボカド
アボカドは、全体のうち70%が不和脂肪酸という脂肪です。この不和脂肪酸は、悪玉コレステロールをへらし、善玉コレステロールを増やす働きをもっています。アボカドはこの脂肪含量が多く、カロリーが高いです。他の野菜、例えばキュウリやトマト、タマネギなどと比べると、約5-10倍高いです。
アボカドの脂肪は、脂肪燃焼の働きがあるリコピンや、脂肪の吸収を妨げるビタミンEの働きを助けてくれます。
なので、アボカドと、リコピンを含むトマト、ビタミンEを含むエビなど一緒にサラダで食べると脂肪の撃退に効果的です。サラダで食べるときは、ドレッシングの油分は要注意ですよ。
②冬瓜(とうがん)
夏野菜の冬瓜は、ダイエットに最適な野菜だとされています。
”冬”とついてますけど、夏の野菜なんですね。同じ夏の西瓜(スイカ)と比べてもカロリーは低く、しかし栄養素は豊富です。
低カロリーで食べごたえがあること。そして、果肉に含まれている「サポニン」が糖の吸収を抑えてくれます。
また、カリウムを多く含み、ナトリウムを体外に排出したり、利尿作用を促してむくみにも作用します。昔の中国では、痩せたければ冬瓜を食べよ、太りたければ食べてはいけない、と言われていたほどです。
低カロリーで満腹感あり、糖の吸収を抑え、デトックス効果もある冬瓜はダイエットの強い味方になるでしょう。
冬瓜は夏に買っても冷暗所に保存すれば冬までもつという特徴が。夏に見かけたら。ぜひ買うことをおすすめします。
③ラズベリー
ラズベリーの香りにある成分”ラズベリーケトン”は、脂肪分解作用が強いといわれ、ダイエット効果が高いと注目が高まっています。ラズベリーは食物繊維が豊富であり、腸内環境を整えて、便秘や高血圧を予防できます。
ラズベリーには”ラズベリーケトングルコシド”という今注目の成分も含まれています。 シミを作らせない働きや、美白効果もあり、紫外線のあたった後、早々に摂ると効果がたかいです。
④きくいも
きくいもは、キク科ヒマワリ属の多年草の根茎です。あまりスーパーでは取り扱われていませんが、その効果がとても注目を集めていて、テレビの健康番組でも紹介されるほど。
きくいもが注目されている理由は、”イヌリン”という水溶性の食物繊維。
イヌリンはからだの中で分解されると、「フラクトオリゴ糖」になり、善玉菌をふやしてくれます。善玉菌がふえると、便秘予防のほか、ヤセ菌もふえて、太りにくい体に!
さらに、腸内でイヌリンが水分を含むと、ゲル状になって糖分の吸収を抑えるので、食後高血糖にも効果的。そのほか、ナトリウムと結合して、ナトリウムの吸収を阻害するなど、万能な成分です。
玉ねぎやごぼうに含まれるイヌリンは2~6%ほど。キクイモはその倍…13~20%と豊富に含まれています。
⑤こんにゃく
こんにゃくは100gあたり7kcalと低カロリーでありながら、満腹感もありますね。
ダイエットとしてもっと注目するべきところは、”グルコマンナン”という成分。
こんにゃくに含まれるグルコマンナンは、腸内にはいると、ゼリー状に変化します。そして、コレステロールや糖分をとりこみ、一緒になって体外へ排出されます。ただ、水分を吸収しやすいので、一時的に体重がその分増えてしまうのが欠点です。
食後高血糖を抑えることにもなるので、糖質制限ダイエットにもよいです。食後ではなく、食前をおすすめします。グルコマンナンが腸のなかでふくらみ、満腹感を出してくれるので、食べすぎをふせぐことができます。
まとめ
今注目を集めている、ダイエットに最適な野菜を5つご紹介しました。
- アボカド
- 冬瓜
- ラズベリー
- きくいも
- こんにゃく
注目されているのはその成分。サプリで摂ることもできますが、やっぱり生の野菜を食べるほうが、体にやさしく、効率的に複数の栄養を摂取できます。
店頭やネットなどで見かけたら、ぜひダイエットにとりいれてみてください。