タンパク質がダイエットにおすすめな理由

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タンパク質

三大栄養素のなかで圧倒的に脂肪になりにくいのが、タンパク質。
糖質制限でも、「高タンパク質のものを摂ろう」とよくいわれていますよね。
そんなタンパク質が、ダイエットによい理由や、タンパク質の適量を知って「キレイに痩せる」を叶えましょう!

 

 

タンパク質は食べながらカロリーを消費する

 

肉や魚を食べると、体温が上がるのを感じませんか?それは食べたカロリーが、タンパク質の働きによって体温の上昇につかわれているから。「食事誘発性熱産生」といって、人は食べるときもカロリーを消費します。運動する時に全身の筋肉に血液がたくさんいるように、食べるときは消化管の筋肉にも血液がたくさん必要になります。食べるって、血液循環の中心である心臓からすると、運動するっていうことと同じようにとらえられるんですね。

 

 

タンパク質

 

三大栄養素のなかでもタンパク質は、食べたときに消費されるカロリーが、炭水化物や脂質のなんと3倍もあります。タンパク質を摂ることで、食べながらカロリーを燃やす体になれるのです。

 

ただ、体にとって必要以上のたんぱく質を過剰に摂ると、余分なものは脂肪として体内に蓄積され、ダイエットどころか逆に体重がふえてしまいます。また、たんぱく質が多く含まれた食品を食べると、腎臓の弱い方(腎炎や慢性腎不全など)にとっては、むしろ症状を悪化させることになりますので注意が必要です。

 

 

脂肪として蓄積されにくい

 

タンパク質は、体の構成材料として最も優先してつかわれるもの。とくに、魚や肉からとれる動物性タンパク質は、たくさんある筋肉へ最も吸収されていきます。余分になることが少なく、体脂肪になりにくいという特徴があります。

 

タンパク質がいいといっても、どんなたんぱく質食品でもいいというわけではありません。ベーコンやコーンビーフ、ソーセージ、ジャーキーといった加工肉には、健康に害を与える添加物や保存料がたっぷり含まれていることが多いのです。理想的なタンパク質の素材としては、天然の魚や草で育てられたビーフ、皮なしチキン、卵、乳製品などです。

 

では、植物性のたんぱく質食品ではどうでしょうか。動物性のタンパク質食品には含まれていないものが多く入っています。ビタミンやミネラル、繊維質などで、せっかく摂ったタンパク質の消化のために欠かせないものです。どんなものが有効かというと、豆類、シード類、レンズ豆などの植物由来たんぱく質として代表的なもので、それぞれ独自の栄養価や健康にいい成分がたっぷり含まれていますばかりになります。

 

 

余計な食欲がなくなる

 

タンパク質を含む食品の多くには脂肪も含まれています。脂肪を目の敵にして、「肉はとらない」というひともいるでしょう。
けれど、このタンパク質と脂肪はダイエットにプラス効果を生みます。タンパク質や脂肪は消化に時間がかかり、食べたものが長く胃腸にとどまります。そして、間食など余計な食欲がなくなるので、つい間食に甘いものを…すぐ食べれるようなお菓子を…といった太る原因をへらしてくれます。

 

また脂肪だけでなく、水分にも気をつけましょう。タンパク質は摂ると体内においてアミノ酸へと分解されます。このアミノ酸には窒素が含まれています。余分な窒素は排尿とともに外に出されますので水分をしっかり摂っておかないといけません。大事なポイントとして押さえておいて下さい。

 

 

タンパク質の適量は両手に1杯

 

では、摂らないのはよくない、摂りすぎもよくないタンパク質の適量はどのぐらいでしょうか。それぞれに適したタンパク質の量が簡単にわかる方法は、両手に1杯乗るかどうかを見ることです。手のひらの大きさが、体格によってかわるためです。
両手1杯分の目安は、つぎのようになります。

 

 

  • 卵1個

 

  • 豆腐3分の1

 

  • 豚肉薄切り肉4~6枚

 

  • 鮭の切り身1切れ

 

 

太りにくいタンパク質でも、食べすぎはよくありません。消費しきれないカロリーを摂取すると、そのぶん脂肪になります。適量を守って、タンパク質を摂りましょう。

 

 

タンパク質は調理のしかたも大事

 

肉だと焼いたり、炒めたりすることが多いと思いますが、余計な油分がカロリーを増やしてしまいます。魚でも甘露煮などにすると糖質も一緒に多くとってしまい、太る原因になりますよ。

 

おすすめは、煮る、ゆでる、むらす。カロリーダウンができるうえ、食材がやわらかくなって消化吸収が早くなります。
動物性タンパク質を調理するときは、油分や調味料の糖質、カロリーに気をつけてくださいね。

 

 

─タンパク質含有量─

  • 鶏むね肉:116kcal/25g(100g)
  • ささみ肉:134kcal/23g(100g)
  • 豚もも肉:128kcal/22g(100g)
  • 豚ヒレ肉:130kcal/23g(100g)
  • 牛もも肉:193kcal/21g(100g)

 

 

─タンパク質含有量─

  • まだい:142kcal/21g(100g)
  • びんなが(まぐろ):117kcal/26g(100g)
  • するめいか:83kcal/21g(100g)
  • まだこ:76kcal/16g(100g)
  • あさり(水煮):30kcal/7g(100g)
  • しじみ(水煮):113kcal/6g(100g)

 

 

まとめ

 

食べながらカロリーを燃やし、脂肪になりにくいタンパク質は、あなたのダイエットを力強く助けてくれるはずです。意外と、タンパク質を摂らない生活は簡単にできます。朝はパン、昼はサンドイッチとサラダ、夜はそば…。炭水化物のほうが簡単にとれるので、タンパク質は後回しになりがちに。

 

なんだかヤセにくいと感じているなら、タンパク質をしっかり摂れているか、食生活の見直しを。

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プロフィール

40代,ダイエット

Author : サマンサ

ご訪問ありがとうございます。

元健康食品輸入会社の営業部員、トップセールス経験の独自の知識を生かし、ダイエットに挑戦。

すぐに決行した結果、3か月で12kg減量に成功し、ほぼ体型は元に戻しました♪

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