「お酒はエンプティカロリー。お酒自体は太らない」とよくいわれていますね。
けれど、一杯飲むと、もう一杯飲みたくなったり、なにか食べたくなったり。結果、リバウンドしてしまうことも。
そうわかっていても、なかなかやめられませんね。お付き合い、ストレス発散、寝る前のお酒…。「お酒はやめたくないけど、ダイエットは続けたい！」かたへ、ダイエット中の上手なお酒との付き合い方を教えます。
蒸留酒を飲む
お酒を飲んで太る原因には、お酒に含まれる糖分や脂質が関わっています。
お酒のアルコールは「エンプティカロリー」と呼ばれ、肝臓に運ばれると、すぐに分解・吸収されるので、カロリーの摂取にはなりません。けれど、その分、肝臓はアルコールを分解することに集中し、脂質や糖質の代謝を後回しにしてしまいます。そして、処理しきれなかった脂質や糖質が肝臓に蓄積されていき、脂肪へと変わってしまいます。
女性が好きなカクテルやリキュール、梅酒などは、脂質や糖分が多く含まれ、カロリーも高いので控えたほうがよいでしょう。ダイエット中は、糖質や脂質の少ない「蒸留酒」がおすすめ。
- ウィスキー
- ハイボール（ウィスキーを炭酸で割ったもの）
- ウォッカ
- ジン
- ラム
- テキーラ
- 焼酎
これら蒸留酒以外に、糖質OFF・プリン体ゼロのビールなど。焼酎やウィスキーは割り方も重要です。甘い飲料や果実系より、ウーロン割やロックにしましょう。
おつまみは低カロリー・高タンパク質のものにする
お酒がすすむと、脂っこいもの、濃いものがほしくなりますよね。〆に、ラーメンやご飯ものを食べたくなります。お酒で太りやすくなっているところ、さらに高カロリーのものをとってしまえば、確実にリバウンドします。我慢して、枝豆や冷ややっこなど、大豆製品にすることをすすめます。
大豆製品
大豆製品は、とても低カロリーでダイエッターの味方。さらに、良質なたんぱく質、ビタミンBやビタミンCなど栄養が含まれています。肝臓はアルコールを分解するとき、ビタミンB群やたんぱく質を消費します。そして、ビタミンやたんぱく質などが不足すると、ひどい二日酔いに。大豆製品をおつまみに選べば、カロリー摂取を抑えられますし、不足した栄養分を補い、肝臓への負担をへらすこともできます。
そのほか、低カロリーで食べても大丈夫なおつまみは、サラダや、だし巻き卵など。
肉類をどうしても食べたくなったら、鶏肉がおすすめです。焼き鳥はタレに糖分が多く含まれているかもしれないので、「塩」を選ぶようにしてくださいね。
翌日はバランスの良い食事を
「翌日食べなければ体重がリセットされる」と思って、あえて翌日ご飯をかなりへらしたり、ぬいたりすることもあるでしょう。アルコールの場合は変わってきます。アルコールや脂質、糖質などを分解するために、ビタミンやたんぱく質、亜鉛、血液中のブドウ糖など多くのものをつかっています。そのため、代謝も落ちてしまっているので、代謝を上げるビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6を含む食品を食べることをすすめます。
ビタミンB群が含まれる食品
- 豚肉
- レバー
- ウナギ、カツオなど魚介類
- 卵
- 豆腐
翌日に大事なことは、不足した栄養を体に優しく補うことです。揚げたり、脂っこいものや甘いものは食べないように。食べすぎにも注意して、腹半分ぐらいにしましょう。
また、お酒の利尿作用によって、水分も不足している状態なので、水や白湯、汁物をよくとるようにしてくださいね。ちゃんと体がリセットされて、またダイエットを頑張ることができますよ。
まとめ
お酒は自制心を失わせたり、食欲を増進したりとダイエットには大敵です。けれど、上手な付き合い方をすれば大丈夫です。
甘いものやビールなどは避けて、蒸留酒を飲むことを意識すること
おつまみや〆は、低カロリーで高たんぱく質なものを選ぶこと
翌日は体を労わり、バランスの良い食事を心がけること
この3つをしっかり守れば、お酒をやめなくても、ダイエットをすすめていくことができますよ。
